
ChatSlide は、
私が Dr. Lambda AI でのインターン中に担当していたプロダクトです。
学生や研究者などアカデミックなユーザーを対象に、
スライドなどの資料作成をより簡単に、
効率的に行えるAIツールとして開発されました。
当時の課題は、
有料プランへの移行率が3%未満と非常に低かったこと。
スタートアップとして、新
規ユーザーの獲得とユーザー体験の改善を
両立させる必要がありました。
私は主に、新規ユーザー向けの
オンボーディング体験の設計を担当しました。
また、リサーチで明らかになった課題をもとに、
AIチャットボットやAIサジェスト機能の
提案・デザインにも取り組みました。
さらに、スタートアップ特有のスピード感や
技術的な制約の中で意思決定を行う難しさを実感し、
理想のUXと現実的な実装可能性のバランスを
考える力を養うことができました。。
Problems
ユーザーの課題
「最初にどう使えばいいのか分からない」
「どんな機能があるのかもよく分からない。有料プランの価値も見えにくい…」
「もっと自由に編集したいのに、使えるツールが少なくて物足りない」
「操作が分かりづらくて、作業がスムーズに進まない…」
プロダクトの課題
無料トライアル終了後、
有料プランに移行するユーザーは全体の3%未満と非常に少ない。
有料のAI機能の価値が、ユーザーに十分に伝わっていない。
ビジネスの課題
スタートアップとしては、
他社と差別化しながら新しいユーザーを獲得していくことが不可欠。
ユーザーに継続的に使ってもらうために、
使用体験の改善を続けていく必要がある。
Research



How Might We...?
リサーチで得られたインサイトをもとに、
「HMW(How Might We)Statement」で
デザインの方向性を明確にしました。



Design
リサーチの結果をもとに、8つのデザイン提案をまとめ、
その中でも特に優先されるべき「Must Have」な案を選定しました:






ワイヤーフレームで何種類かのユーザーフローを作成し、
小規模なユーザビリティテストを実施しました。
その結果をもとに、最終的な案を選定しました。

Final Outcome
使い方ガイド
新規ユーザーがスライド作成画面に入ると、
自動的にオンボーディングのガイドツアーが開始されます。
このガイドを導入したことで、
ユーザーからのポジティブな評価が76%増加しました。
有料プラン紹介ページ
有料プラン専用の紹介ページが追加され、
無料プランとの違いや有料会員の特典がわかりやすく提示されています。
最新バージョンのChatSlideでは、
AIチャットボットとAIサジェスト機能が
正式にリリースされました!
AI サジェスト
スライド生成前の入力ページで、
AIが提案するテキスト候補が表示され、
ユーザーはそこから選択できます。
AI チャットボット
ユーザーはスライドを編集しながら、AIチャットボットを起動して、AIに指示を送ることができます。